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ミュンヘンのドイツ博物館で、日本に住んだことがあるニュージーランド人夫妻に会った

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ミュンヘンのドイツは博物館で日本に住んだことがあるというニュージーランド人夫妻に会ったけど、「受験地獄といじめが多い日本の学校では、子育てなんてしたくない」と2人は声を揃えて言った。

 

今の日本は大学入試の時期なので、それに関するブログ記事を書こうと思います。 

 

1997年9月にドイツを一人旅した時に、ミュンヘンのドイツ博物館内の航空機展示コーナーに行った。僕は、第二次大戦でドイツ軍が使った本物の戦闘機が見れて満足していた。

その横に、各国の戦闘機の小さな模型が展示してあり、その前に大柄の30才ぐらいの白人の男が立って模型を見ていた。僕は当時はまだドイツ語があまりしゃべれなかったので、
「英語、しゃべれますか?」
と質問すると、なんだかふざけた答えが返ってきた。その男はニヤリと笑って、
「君は日本人だな?オレはニュージーランド人だけど、日本の大阪に数年間住んでたことがあるんだ。」
と僕に言ったのだった。

僕「大阪で何をしてたんだ?」
男「妻が日本の中学校で英語の先生をしていて、オレも日本の企業で働いていたんだよ」
「妻が英語の先生というのは、公立中学でALTをしてたのか?」
「そう、そのとおり」
ここで妻が現れた。小柄で身重の人だった。ここから3人で話をして、その夫婦は大阪の堺に住んでいて、よく阪神甲子園球場にプロ野球を観に行っていたことがわかった。日本のプロ野球の話でけっこう盛り上がった。

 

写真下はミュンヘンのドイツ博物館に展示されてるメッサーシュミット109E型戦闘機だが、僕はこの戦闘機の近くでニュージーランド人夫妻と会話をした。元はと言うと、メッサーシュミット戦闘機の近くに各国の第二次大戦時の航空機の模型が展示されていたのだが、「俺は日本人だが、日本軍のゼロ戦がないのが残念だ」とドイツ人男性に話しかけたつもりのなのが、相手がニュージーランド人男性だったということ。(笑)

 

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ニュージーランド人の妻がALTとして勤務していた中学校でも不良生徒同士のケンカがあって、1人がナイフで刺されて死亡したという。

 


しかし、日本の公立中学校というと色々と問題もあるので、次のような会話もした。

僕「でも、日本の中学校というと、クラスでいじめ問題とかなかったか?よく、いじめで自殺した子供のニュースとか聞いただろ?」
夫(深刻な表情をして)「そう、そう。それは本当に大変な問題だ。本当に日本の子供はストレス一杯で可哀想だと思ったよ」
妻「私の学校でも一人、死んでしまった生徒がいたの」
僕(首吊りのジェスチャーをして)「いじめで自殺したの?」
妻「違うわ。他の学校の不良生徒とケンカをした時に、ナイフで刺されてしまったの」
僕「ニュージーランドではそういう学校でのいじめ、校内暴力とかの問題はないのか?」
夫、妻(同時に首を振って)「ない、ない。そんな問題は全くない」

僕「今、日本のマスコミは、『先生の質が悪く、指導力不足だから、いじめ、校内暴力が止まらないのだ。学校の荒廃は現場の先生のせいだ』などと新聞、雑誌などに書いているけど、本当に現場の先生は努力不足だと思った?」
夫、妻(2人揃って、首を横に振って)「ノー、ノー!!」「学校の先生たちが無能ということは絶対にない。悪いのは教育組織の一番上の人たちと、年寄りの大学教授などだと思う。高校、大学受験が一発勝負で、一年に一回しか受験の機会がないのがおかしいと思う。日本人みんなで教育組織全体をよく見直すべきだと思う」

 

僕が彼らにミュンヘンで会った時は1997年9月だったので、神戸の「さかきばら事件」が起こった直後だった。彼らは大いに日本の子供に同情して、「日本の学校システムで子育てなんて絶対にしたくない」と言った。

 


1997年当時は神戸の“さかきばら事件”があって、日本人全員がショックを受けていた頃だったので、僕はその事件についても話をした。

夫(深刻な表情をして)「まあ、日本の狂気じみた受験中心の学校生活の中では、そういう事件も起こるかもね。本当に残念だけど。日本の受験競争は、本当におかしいと思うよ。確かに勉強はしないとダメだけど、学校が終わった後でも塾、予備校に通っているのが当然なんて変だね。塾、予備校なんて、結局、ビジネスだろ?日本の社会って、本当に、全てがビジネス向けに出来ているんだと思ったよ。日本の子供は本当に可哀想な生活をしているよ」
僕「でも、ニュージーランドが天国というワケでもないだろう?失業問題では日本の方が少しはマシかもしれない」
夫「たしかに、日本は激しい競争の中で経済成長をしたかもしれないけど、我々には理解できないね。あそこまで競争するなんて。ところが、有名大学まで卒業したのに英語はしゃべれない人がたくさんいたりするし。」(苦笑)

ここで僕は、僕の両親も親父が有名大学卒の銀行員だったので、経済的な安定を求めて、お見合い結婚にかなり近い結婚をしたという話をした。

夫(苦笑いをして)「そうだね。日本人の恋愛はどこ大学卒かというのが大きな決め手になることがあると、中学校の親たちが話していたね。しかし、ニュージーランドでは2人の仲の良さと性格の相性なんかがもっと重要で、日本のようにエリート会社員の男を探してきてお見合いするなんて考えられないし、それに、そんな結婚生活なんてつまらないだろうね」
僕「じゃあ、将来は日本にもう一度住んで、日本で子育てをしたいと思う?」
夫、妻(声を揃えて)「ノーー!!」

最後に夫はこう言った。
「別に日本が嫌いというわけではないよ。京都、奈良とかは本当に素晴らしかったし、日本人は礼儀正しくて親切だしね。だけど、あんなにいじめ、受験地獄の学校で自分の子供を育てるなんて、まっぴら御免だね。日本の学校制度をニュージーランドで始めたら、親が子供を学校に行かせなくなって、誰も学校に行かなくなるよ。今のニュージーランドの学校の方が断然いいよ」

 

僕の知り合いでもニュージーランドに留学していた人がいるが、「ニュージーランド人は英語がしゃべれるから、アメリカ、イギリスなどの多くの大学に進学できるメリットがあり、学校教育も生活もかなり自由だ」と教えてくれた。

 


僕の知り合いでもニュージーランドの大学に留学していた人がいるが、その人が言うには、
「ニュージーランドの学生は選択肢が多いんだよ。英語がしゃべれるから、競争が好きな学生は米、英などの難関大学に挑戦して、そうでない人は地元の大学でのんびりと勉強している。英語さえしゃべれれば、日本の学生ももっと選択肢が増えるんだろうけど。たしかに、日本のような厳しい受験競争なんてないね」
ということだった。

このニュージーランドの、のんびりとした教育状況というのは、あくまでも他人の話を聞いたものなので、ひょっとしたら現地に行ってみると全く違うのかもしれない。ただし、日本の大学受験までの教育があまりにも受験中心になっているというのは、よく、国際的な教育機関などから警告されていることだ。

もちろん勉強するのも大切だけど、日本の子供たちに楽しい学校生活を送ってもらうために、これから色々と考える必要があるだろう。