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ドイツでのちょっとした笑い話(1)

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目次

 

●ドイツを始めヨーロッパのホテルなどの宿泊施設に電話で英語かドイツ語で予約をする時は、日本のホテルなどのサービス業ほど丁寧に応対をしてくれないので注意する必要がある。最悪の場合は言葉が通じないと電話を切られることもある。

 

●僕が体験したのは旧東ドイツ地区の小さなホテルにドイツ語で電話をして予約をした時に、日本ではありえないようなかなり失礼な応対をされたこと。

 

旧東ドイツ地区にあるハレ市にあるホテルにドイツ語で予約をしようとした時に、日本ではあり得ないような失礼な対応をされた。

 

また、ちょっと、ドイツでの思い出話を書きます。 
 
2006年の夏にドイツのベルリンにいた時のことだった。次に旧東ドイツ地区のハレという街に行く予定だったが、まだホテルを確保していなかったので、電話をしてホテルを予約することにした。あらかじめ自宅のネットで比較的安いホテルを見つけておいたので、そこに電話をした。上の写真はハレ市の中心部に建つ教会。

 

ホテルにはドイツ語で会話をすることにした。旧東ドイツ地域だと英語が通じない可能性もあると考えたので。

「グーテン タッグ。おたくのホテルに7月25日から30日まで泊まりたいのですが。シングルルームをお願いします」
電話に出たのは、声からして恐らく若いフロイライン(女性)だった。
「ヤー(はい)。シングルルームの空き室はあります。大丈夫です。アルゾー イーア ナーメ ビッテ(それでは、名前を教えてください)」

ここから先がちょっと問題になった。
「イッヒ ハイセ ○○○(僕の家族名)」
と言うと、向こうは、
「ビー ビッテ?(何ですって?) 全然わからないんだけど・・・。 もう一度言ってちょうだい!?」
と、急にナーバスな口調になったのだった。僕はちょっと困惑して、
「自分は ヘル(英語のミスター)○○○。つづりは××××!」
とゆっくりと大声で言うと、
「なに言ってるの!?そんな家族名はないと思うんだけど!アンタ、ふざけてんの?イタズラ電話かなんかなの?」
と怒った口調で言ったのだった。

こちらも、なぜ、フロイラインがパニクっているのかが全くわからなかったので、とりあえず会話を続けた。
「ありますよ!ヘル ○○○(家族名)です」
「ナイン(英語のノー)、ナイン、ナイン!!そんな家族名はあり得ないです。イタズラ電話でしょ!?もう、切るからね!」
ここまで来て「ヤバイ!」と思い、とりあえず、出来るだけ自分の情報を伝えようと思って、
「イッヒ ビン ヤパナー(僕は日本人だ)」
と言った。
 
すると、電話の向こうから「アーッハハハハハ」という笑い声が聞こえた。
「アルゾー ジー ジンド ヤパナー(そうか、あなた、日本人なんですね)。なるほど、ハイ、わかりました。ヘル ○○○○。ええ、宿泊は承りました。あなた日本人なんですね。ハハハハハ」
と明るい口調の答えが返ってきた。

僕の方からすれば、何とも頼りなく不思議な答ではあったが、一応、ホテルの予約が出来たようだったので、もう一度、
「予約は大丈夫ですね」
「ハイ、大丈夫です」
と確認のやりとりをしてから電話を切った。


どうやら彼女は、こっちがドイツ語で話したので、てっきり僕のことをドイツ人か、ドイツ語圏の人と思って応対したようだ。だから、僕の家族名を聞いた時に、
「そんな家族名のドイツ人はいないから、子供か変な人のイタズラだろう」
とでも思ったのだろう。まあ確かに、外国人観光客がたくさん来るような、大きな街の大きなホテルではないので、彼女の応対も仕方がなかったのかもしれないけど、それにしても少しヌケてるな~、と思った。白人の若い女性には、こういう”天然ボケ”のキャラがたまにいる。
 

 

こういう場合は日本のホテルなら「外国の方ですね?」と確認するのだが、ドイツを始めヨーロッパ諸国ではそういうことは高級ホテル以外はしない。

 

日本のホテルだったら、当然、
「失礼ですが、確認させていただきます。外国の方ですね?」
と質問するのだろうが、そういうことをせずに勝手に、
「ドイツ語で電話をしているから、ドイツ系の人だろう」
などと決めつけるのが、日本人にはちょっと理解できない。(苦笑)


ハレのホテルに着いた時に、僕と電話で話した”天然ボケ”の フロイラインを探してみた。4人ぐらいのクラークがフロントにいて、その内の1人のフロイラインが、妙に僕のことをニコニコ笑って見ていたので、「恐らくあの子だろう」と思った。だが、確信はなかった。ひょっとしたら、電話に出た彼女はその日は非番だったのかもしれない。(笑)