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女性は戦争映画を見ないのだろうか?

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初対面の女性と僕のようなミリオタが話をしていて、「映画はよく見ます。一番好きな映画のジャンルは戦争映画です。僕は子供の頃からドイツ軍の戦車の模型を作ったりしていたので、戦争映画が好きですから」などと言うと、「戦争映画ね・・・。男の人はそういう人がけっこういますね」などと少しガッカリした口調で言われて、引かれてしまうことがよくある。(苦笑)

しかし、過去のアカデミー作品賞受賞、カンヌ映画祭グランプリ受賞などの映画の名作をよく思い出してもらいたい。アカデミー賞だと、「西部戦線異状なし」「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」「パットン大戦車軍団」「プラトーン」などが作品賞を受賞しているし、カンヌ映画祭でも「地獄の黙示録」がグランプリを受賞している。これらの映画の内、僕の母はまだ若かった頃に「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」を見たし、「大脱走」も女優は全くセリフをしゃべらないけど封切りで見たと言っている。見た理由としては、やはり、「軍服を着て戦うハリウッド男優がカッコいいという評判だったから」などと言っている。写真上は1957年制作のハリウッド映画で、作品賞監督賞などの主要7部門を独占した「戦場にかける橋」。この年で最もアメリカでヒットした映画でもあり、日本人俳優(早川雪洲)の日本軍将校が出てくるということも注目を集めた理由らしい。


僕は小学生の頃からイツ軍知り合いには軍事マニアが多いので、第二次世界大戦の敗戦国の日本人とドイツ人は軍服アレルギーが強くて、特に若い女性は軍服を嫌うということはよくわかっていると思うが、やはり、「フューリー」のブラッド・ピット、「永遠のゼロ」の岡田准一などが軍服を着て戦ってる映画を女性は見たがるようだ。ドイツ映画の場合は「Uボート」に出てくる海軍記者を演ずる、ヘルベルト・グレーネマイヤーがカッコいいという女性が多いようだ。やはり洋の東西と時代を問わずに軍服姿の男に女性は憧れるようである。第二次世界大戦の戦勝国であるアメリカ、イギリス、ロシアなどでは軍人の妻になりたがる女性は多いようである。特に、アメリカの場合は「トップガン」という、現実にはありえないほど米空軍のパイロットをカッコよく描いた宣伝映画まで存在する。(苦笑)


僕は子供の頃からドイツ軍戦車の模型を作っていた軍事マニアだったから、高校生の頃までは映画といえば戦争映画をたくさん見たが、戦争映画にけっこう名作映画が多いのが気づいて、「別に男女の恋愛シーン、ベッドシーンがない戦争映画でもけっこう名作がある」と思った。だから、20歳頃になっても恋愛映画にすんなりと入ていくことが出来なかった。僕の知り合いと友達には軍事マニアが多いから、こういう感情はわかる人が多かった。(苦笑)

でも、最近は「ガルパン」「艦これ」などの影響もあって、若い女性でも第二次世界大戦と軍事関係のことに興味を持ち始めている。とてもよいことである。最近は未婚の若い女性でも「Uボート」、「ヒトラー最期の12日間」、「戦争のはらわた」などのナチスドイツ軍を描いた戦争映画を見た人が増えている。インターネットのお陰で軍事マニアの女性、軍事マニアに理解を示す女性がけっこういることに気が付いたので安心している。ネットが広がる前は、「ミリオタはモテない」とかどうやら誤解していたようだった。(苦笑)

 

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写真上は1970年にアカデミー賞主要7部門を独占した「パットン大戦車軍団」で、主役のアメリカ軍のパットン大将を演じたジョージ・C・スコット。この作品も「第二次大戦でアメリカ軍最高の英雄」と言われている、パットン大将を主人公とした男の軍人たちの話であり、恋愛シーンどころか女優が話すシーンはほとんどない。それでもアカデミー賞主要部門を独占している。