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ドイツ人の女子高生に「結婚してほしい」と言われた(1)

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ドイツ人の16歳の女子高生に「私の恋人はあなたで、私たちは結婚するために生まれてきた」といきなり言われた。 

 

今日、書くエピソードは、ドイツで僕に実際に起こったことです。ドイツ人の少女に愛を告白された時のことですが、あまりにもバカバカしいラブコメディです。(笑)


僕は別にPedophile(幼児フェチ)ではないが、12才の少女と30才の記憶喪失の男との哀しい恋愛を描いたフランス映画「シベールの日曜日」などに興味がある。もちろん、森鴎外とドイツ人女性との悲恋の話の「舞姫」にも同じように興味がある。

なぜ、こういう少女と大人の男との恋愛に興味があるのかというと、それは、僕が1999年にドイツに語学留学していた時の思い出がきっかけとなっている。当時、僕は30才のサラリーマンだったが、ちょっと長期休暇を取ってドイツに語学留学をしたのだった。そのような休暇が取れたのは、仕事に活かすことが出来るとアピールしたことと、当時の勤務先では父のコネが効いたからだった。


1999年春に、ドイツのシュツットガルト近郊の町に住むH家にホームステイしていた時に、その家の長男のヤンが僕に、
「次の土曜日は空けておいてくれ。どうしても君と遊びたいという友達が来るんだ」
と言った。“どうしても君と遊びたい”というのがちょっと訳がわからなかったが、H家の奥さんが、
「ヤンの恋人のコニーの妹のエファが、あなたと遊びたがっているようなんです」
と教えてくれた。だから、土曜日は予定を空けて待つことにしたのだった。


そして、土曜日になってヤンの部屋に行くと、恋人のコニーと友達のアレックスは来ていたがエファはまだ来ていなかった。
「ヤンが、今、車でエファを連れてくるわ」
とコニーが教えてくれた。

しばらくして、ヤンがエファを連れて部屋に入ってきた。エファは赤茶色の髪の毛に緑色の目をした可愛らしい女の子だった。上の写真の女性はかつて僕と他のブログで交流していたドイツ人女性だが、エファはこんな感じの女の子だった。
[Es freut mich](はじめまして)
と言って僕が手を差し出すと、彼女は何も言わずニコッと笑ってその手を握った。それで、シュツットガルトに車と電車で行く予定だったので、みんなで部屋を出ようとした。部屋を出る時にエファはドアの前に立って、ニヤニヤと笑って僕の顔をずーっと見ていたのだった。彼女は同じことを家の玄関、家の門の前でも繰り返した。

車の用意をしている時も、ずーっとニヤニヤと笑いながら僕の顔を見ていたので、
「何か話をするべきだろう」
と思い、
「君、恋人はいるの?」
とごくありふれた質問をしてみた。すると、彼女は何度もうなずいた。
「君の彼氏ってどういう男なの?」
と続けて聞くと、彼女は何のためらいもなく僕のことを指差したのだった。

今でもよく覚えているのだが、こちらは何のことやらさっぱりワケがわからなかったので、
「はぁ、な、なにぃ!?」
と日本語で大声を出して、彼女の顔をしばらく見つめたのだった。エファはニコニコ笑っているだけだった。
僕「オレのドイツ語がわかっていないんじゃないの?それとも、冗談を言ってからかっているのか?」
エファ「あなたは、ドイツ語が上手だわ。それに、冗談なんか言っていないわ」
「オレが君の彼氏ということは、オレの彼女は誰?」
エファは「当然」という顔をして、自分のことを指差したのだった。
「オレは、どこで、どうやって、いつの間に君の彼氏になったんだ!?わけがわからないんだけど」
「そんなことはどうでもいいと思うわ。私たちが恋人ということが大切なのよ」
全く信じられないほど自分勝手な少女だった。

車に中でもずーっと僕の顔を見ていたので、ヤンとコニーにエファのことを聞いてみた。
コニー「妹のはね、あなたが来てから、ずっとあなたと遊べるのを楽しみにしていたの。だから、適当に遊んであげてね」
ヤン「でも、エファはまだ子供だよ。君の年齢の半分ぐらいの16才なんだよ。レアル・シューレ(日本で言うなら実業高校にあたる)の学生なんだよ」
僕は、当然、まだ16才の女子高生くせに30才の外人の男と真剣に付き合おうとする心理に呆れたのだった。そして、すぐに、
「これは、恋愛ではない。10代の少女が大人の男に抱くあこがれ、好奇心だ。こんな恋愛は上手くいくわけがないから、相手にしない方がお互いのためだろう。自分にとってはちょっと辛いことでもあるが」
と思ったのだった。(苦笑)

 

 

「これは16歳の少女の外国人への憧れで本物の愛ではないから、彼女とまともに付き合うのはやめよう」と思った。

 

 

最寄りの駅でも、シュツットガルト駅でも、エファは相変わらず、ずーっと僕の顔をニコニコと笑みを浮かべて見ていたのだった。
僕「学校、楽しい?オレも高校に行っていた頃があったな。もう、随分と前だけど」
エファ「私は学校なんか辞めて、あなたと一緒に日本で生活するわ。もう大人だから決心はついてるの。だから、あなたが5月末に日本に行く時は一緒に日本に行くつもりよ」
「オレと一緒に日本に行って何をするの?オレと結婚して、一生、日本で一緒に生活するつもりなの?」
エファは嬉しそうに頷く。
「でも、君はオレのことを何も知らないだろ?オレは変態か、過去に性犯罪をしたのかもしれないぞ。それでもいいのか?」
エファは嬉しそうに頷く。

ここまで聞いて、あまりにも彼女の考えが飛躍していると思ったので、下品なことでも言ってガッカリさせようと思ったのだった。
「君は16で妊娠して、17でオレの子供を産むつもりなのか?それで、いいのか?」
エファは嬉しそうに頷く。
「君の両親は、それについて何と言っているんだ?両親は同意しているのか?」
「私はもう大人だから、親の意見なんてどうでもいいの」
「そうか!それなら今日の夜に、早速、愛し合うか?結婚を前提に付き合うということは、それでも構わないということだぞ!?」
エファはただ笑っているだけだった。
僕は彼女の肩を掴んで、シュツットガルト駅構内から見えるホテルを指差して、
「なんなら、あそこに行ってすぐに愛し合うか?一晩あれば済むことだぞ。それで、満足するか?」
エファはただ笑っているだけだった。

ヨーロッパの少女によくいるのだがエファは不思議な雰囲気の女の子で、「結婚したい」などと言っておきながら「それじゃ、愛し合うか?」と聞くと、ただ、ニコニコと笑っているだけだった。だから、僕の方は彼女は何が欲しくて何を考えているのかよくわからないのだった。

でもエファは、一度、“本音”を言ってしまったことがあった。
[Wie wunderbar, mein Schatzy ein Japaner ist](素晴らしいわ、私の恋人が日本人だなんて)
「ちょっと、今、何て言ったの?」
「私の恋人は日本人なのが、素晴らしいと言ったの」
[Sieste, I told you so!](ほら、やっぱし!)「だから、それが君の“本音”なんだろ?“日本人の恋人”が欲しいんだろ?別にオレに惚れたのではないんだろ?」
「違うわ、あなたに惚れたの。あんたの全てに」
「ウソだろ?だったら、具体的にオレのどこに惚れたんだ?」
「全部よ、全部。あなたの全部が大好きなの」

 

 

エファは「あなたと一緒に暮らせないなら死んだ方がマシよ」とまで言っていたが、本気ではなかったと思う。


さらに不思議な会話は続いた。
僕「でも、俺はあと1か月ちょっとで日本に帰るんだぞ。あと1か月ちょっとしか俺とは付き合えないだろ?」
エファ「私はあなたと絶対に一緒に日本に行くわ。あなたが日本に帰る時は私も一緒に日本に行くの」
「俺は絶対に16才の君を連れて帰らないし、俺の両親も16才のドイツ少女なんて歓迎しないよ」
「あなたと一緒に日本に行けないなら、私は悲しみのあまり死んでしまうわ。自殺するわ。そんなことはあなたも嫌でしょ?」
「いや、嫌ではないよ。勝手に死ねばいいじゃん。俺の責任ではないし、関係ないから」
エファは、「私が日本に行けないことはあり得ない」という感じで笑っていたのだった。

こういう会話を続けて僕が思った感想は、
「ドイツの16才の少女の“結婚ごっこ”には、まともに付き合っていられない」
というものだった。それに、日本の民法の規定で16才の未成年の少女とは結婚できないか、結婚するためには新郎と新婦の両親の同意が必要などの制限があったはずなので、16才の少女と真剣に付き合おうとは思わなかった。せめて、エファが19才と6ヶ月ぐらいの年齢だったら、まともに付き合うつもりだったので残念なことだった。

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写真下は僕がエファに追いかけられたStuttgart Hbf(シュツットガルト中央駅)の駅舎。この駅にはもう数え切れないほど行ったことがある。