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ドイツで鉄道、地下鉄、トラムに乗るときに注意すること(1)

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ドイツで鉄道、地下鉄、トラムという公共交通機関に乗る時に注意することがある。これは、ドイツに約1年ほど住んだ僕からのアドバイス。既にドイツでこういう公共交通機関に乗ったことがある人は既に知ってることだと思う。

 

上の写真はドイツ鉄道(DB)の自慢の高速特急のICE3。日本でいうと新幹線「のぞみ」「はやぶさ」のような超特急である。僕は今までに「ジャーマン・レイルパス」を使って、何度もこの超特急に乗ったことがある。ドイツでは最近は段々と西ドイツ時代から運用されてきたIC(インターシティ・日本でいうと在来線の特急)は廃止されていて、ほとんどの幹線の特急はICEに置き換えられている。既にIR(インターレギオ・日本でいうと在来線の急行列車)はほとんどが廃止されており、ICE、ICと普通列車しか走ってない。この辺の旅客列車の高速化は日本と全く同じ状態である。

 

 

ドイツで鉄道に乗って座席に座る時は、必ず隣に座っている乗客などに挨拶をしないといけない。挨拶をしないと注意されることがある。

 

でも、ドイツの場合はICEという時速300キロほどの超特急の中でも乗客同士はよく会話をするという、日本とは大きな違いがある。特にドイツを含むヨーロッパの場合は6人掛けのコンパートメントという座席配置があるので、その区切られた部屋の中では他の乗客と何か話をするのが礼儀となっているのである。下がコンパートメント座席の写真。6人掛けの小部屋の座席となっている。このコンパートメントでは乗った時には「こんにちわ」と他の乗客に声をかけて、降りる時は「さようなら。よい旅を」と声をかけるのがマナーとなっている。声をかけないと「あいさつをしないのか?」と他の客に注意されることがある。その下の写真は日本と同じような車両内の座席の配置。でも、ここでも、座る時には隣の人に挨拶をするのがマナーとなっている。日本のように、何も言わないで無愛想にしているのはあり得ない。

 

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ドイツでは日本でいうと山手線のような都市交通の電車ですら、ロングシートではなくて4人掛けのクロスシートである。ここでも、座席に座る時と降りる時には隣の人に挨拶をしないといけない。

 

次に説明するのはICEではなくて、日本でいうと上野東京ライン、横須賀線のような近郊電車に乗る時の注意事項。下の写真がドイツの都市と都市を結ぶ普通電車であり、ほとんどが大量に客を運べるように2階建ての車両である。それで、下の写真が電車内の座席の配置。ドイツでは日本でいうと上野東京ラインどころか、山手線、大阪環状線のような大都市を走る電車内もロングシートではなくて、クロスシートばかりである。大都市の地下鉄とトラムもロングシートはなくて、クロスシートばかりである。これは、車内で他の乗客と会話がしたいという乗客からの強い要望があるかららしい。それに、ドイツでは一番大きい都市のベルリンでも人口は380万人であり、日本の首都圏、関西地区のようなすごいラッシュアワーはあり得ないというメリットがある。

 

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このように、4人掛けのクロスシートばかりだから、僕が2012年9月にシュツットガルト空港に着いて地下鉄でシュツットガルト中心部に移動していたら、16歳くらいの可愛い金髪の女の子が4人掛けシートで僕の斜め前に座って、ずーっと僕のことを見ていたことがあった。恐らく、「ドイツ語をしゃべれる日本人のおじさんが地下鉄に乗ってる。珍しいから話がしたいな」と思って見ていたのだろう。でも、僕は10時間以上のフライトと飛行機内でワインとビールを飲んで頭が痛かったので、その子とは何も話をしなかった。その女の子は10分ほどずーっと僕の顔を見ていてが、途中で降りた。このように、ドイツ国内を一人で電車で移動していると、若い女性が前、隣に座って日本人の僕と話をしたがったことは何度かあった。(笑)

 

 

これはとても重要なことだが、ドイツとその周辺国では改札口はなくて車内に抜き打ちの検札が回ってくる。検札が回ってきた時に正しい切符を持ってないと、罰金40ユーロ(約5千円)を払わないといけないが、この検札はとても厳しい。

 

最期にこれから書くことは、ドイツなどのヨーロッパ諸国で公共交通機関に乗る時には本当に重要なこと。僕が知る限りでは、ドイツ、オーストリア、ポーランド、オランダ、ベルギー、イタリアでは鉄道に乗る際に改札口はない。これは、地下鉄、トラムでも全く同じである。改札口が無い代わりに抜き打ちの検札が車内を回ってきて、検札が回ってきた時に正しいチケットを持っていないと、どんな理由を言ってもほとんど許されることはなくて、罰金40ユーロ(日本円で5千円ほど)を支払わないといけない。「日本人の旅行者なので、券売機での切符の買い方がわからないのです」などと理由を言って罰金を免除してもらいたい時には、大きな中央駅の事務所に行って駅員にその理由を説明しないといけない。「ドイツ7日間の旅」とかいうパッケージツアーの場合は、添乗員に頼めば添乗員が鉄道会社と交渉をして罰金を取り消してくれるかもしれない。バックパッカーで一人か仲間と旅行をしてる時は、まず罰金が取り消されることはないだろう。僕も一人旅をしていた時に、ハノーファーで罰金40ユーロを取られたことがある。

 

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上の2枚の写真がドイツ鉄道の自動券売機(上)と、ベルリンの都市交通とドイツ鉄道の自動券売機(下)。ドイツなのでドイツ語表示以外には英語表示、フランス語表示、スペイン語表示、イタリア語表示、トルコ語表示に変えることが出来る。だが、当然ながら日本語表示には出来ないので、最低でも英検2級くらいの英語力がないとバックパッカーで旅行はできない。わからない時には周りのドイツ人で英語がしゃべれる人に手伝ってもらうしかない。僕はドイツ語検定準1級を持っているので、券売機を見てもよく分からない時には、周りのドイツ人に質問するようにしている。基本的にドイツというかヨーロッパを旅行する時には、周りの人に挨拶をしてから質問するということが出来ないと、どこも旅行することが出来ない。これは日本国内旅行とは大きく違う。