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いつまで8月になったら日本とドイツの敗戦特集をやるのか?

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毎年8月になると多くのマスコミが大日本帝国時代に第二次大戦の悲劇の特集をするが、今の時代に合ってるのだろうか? 中国、北朝鮮の脅威に備えなくてよいのか?

 

毎年8月になると日本の多くのTV局が、「帝国陸海軍は戦争中に一般市民の命を軽視して・・・」「ナチスドイツ軍は多くの無実なユダヤ人を虐殺しまくって・・・」というようなドキュメント番組を作って、戦前戦中の大日本帝国とナチスドイツがいかに悪いことをしたかを伝えるが、もうこんな番組にはうんざりしている。だいたい、今から70年以上も前の日本とドイツと今の日本とドイツが一体何の関係があるというのだ?むしろ今なら、「日本は70年以上も戦争をせずに核爆弾を保持せずに、北朝鮮に100人以上が拉致されても中国海軍が日本の領海を侵犯しても何の具体的な対策も打たずに、国民は平和に過ごしてきました。そろそろ何か軍事的な行動を起こして、日本の主権を犯す国を威嚇してもよいのではないでしょうか?」という番組を作るべきではないのか?

今の日本ではまだ変わった発想と思われるかもしれないけど、僕は、そろそろ8月15日の「終戦記念の日」の各行事は、終わりにしてもいいのではと思っている。天皇一家が参列しての武道館での追悼式典、高校野球を行っている甲子園球場で15日の正午にサイレンを鳴らして黙祷とか、70年間もやれば充分だと思う。それに、武道館に参列する先の大戦の遺族もかなり減ってきているという。

ちなみに、同じ敗戦国のドイツでは、すでに、大規模な第二次大戦終戦の追悼式典というのは行なわれていない。連邦議会で、大統領と首相が追悼の演説を行なうぐらいだ。僕はナチスドイツが降伏した5月8日にドイツにいたことがあるが、ドイツ国民は5月8日のナチス・ドイツ降伏の日を普通に過ごす。もちろん、ドイツには靖国、護国神社のような組織はないから、日本とは事情がかなり違うだろうけど。

 

最近の8月15日の終戦記念日は本来の戦没者追悼の行事ではなくて、政治的パフォーマンスになりつつある気がする。

 

日本の場合は、ドイツと大きく違うのは、皇室の強い希望で、大規模な終戦記念式典が行なわれているのだろう。皇室に戦争犯罪があったのは明らかだが、アメリカを中心とする連合国GHQの戦後の宥和的処理政策により、ソ連、中国といった共産主義国に対する防波堤として日本の皇室は残された。だから、罪滅ぼしのような気持ちで、皇室は終戦追悼行事をどうしてもしたいのだろう。

でも、最近の8月15日の追悼行事には、極右団体が街宣車を乗り回して暴れ回ったりなど、心がこもっていない感じになってきている。下手をすると、戦争で亡くなった英霊を逆に冒涜するような行事になり下がってしまっている。それに、政党間での、政権争いのための1項目として利用されているのは明らかだ。

僕自身も、8月15日に何か特別なことをして、先の大戦で亡くなった方々を弔うようなことはしていない。もちろん、この時期にテレビで放送される終戦記念のドキュメントとドラマなどは見ているけど。お盆と彼岸の日に先祖の霊を弔えば、それで、充分だと思っている。僕の家族で戦争体験者というと今年で80歳の母だけになったが、母も「まだ子供だったからよく覚えてない」と言ってる。恐らく、他の日本人家族も同じようなものだと思う。

一方で、かつての戦勝国、韓国など、5月8日と8月15日を祝っている国もある。フランス、ロシアではドイツ降伏の日は休日で、韓国では「光復節(“光が戻った”という意味)」と呼んで、8月15日を祝っている。そして、軍事パレードが行なわれている。まあ、こういう国もいつかは、そういう考えから“卒業”する日が来るだろう。

今までに多くの戦争があったのに、なぜ、日本とドイツに対する勝利の日だけがそのように特別扱いされるのか?第一次大戦終戦から70年、ナポレオン戦争終戦から70年などという時は、大きな式典とかあったのだろうか?そんなことは聞いたことがない。だから、第二次大戦終戦の日だけをいつまでも特別扱いするのはちょっと異常ではと、戦後生まれの僕としては近頃は思うのである。

 

ドイツはユダヤ人との関係が問題だが、ホロコーストを映画化して金儲けをすることに対しては、ユダヤ人の中からも疑問の声が出ている。

 


ドイツの場合はユダヤ人との関係が問題だが、ユダヤ人の側にはホロコースト産業という作られた組織があり、「ホロコーストの映画を作ればたくさんの人が映画を見て金が儲かる」ということで、1年に必ず数本のホロコーストを描いた悲しい映画が作られている。最近も「家へ帰ろう」という70年も前のホロコーストを描いた映画で、またいつものようにナチスドイツ軍が悪役にされてるが、こういうホロコースト映画はもう見飽きた。ホロコースト映画はたくさん見たのであまり見る気がしない。

実はいうと、ホロコーストを映画化することにはユダヤ人の中からも猛反対の声があがっている。ノーマン・フィンケルスタイン博士というユダヤ人の学者が「ホロコースト産業」という本を書いて、その副題には「同胞の苦しみを『売り物』にするユダヤ人エリートたち」と書かれている。フィンケルスタイン博士とノーム・チョムスキー博士(マサチューセッツ工科大学名誉教授)のようなインテリのユダヤ人は、ホロコーストをビジネスにして金儲けをしている特にアメリカの映画産業を厳しく非難している。


その一方でホロコーストで虐待されたユダヤ人たちの子孫は、イスラエルというユダヤ人の国を軍事力で中東に建設して、約2千年間そこに住んでいたアラブ人を追い出して勝手に住み着いているが、その過程が映画化されることは全くない。ユダヤ人が武力でイスラエルを建国することを「シオニズム」と呼ぶが、この「シオニズム」の過程で第1次から第4次に渡って行われたアラブ諸国との戦争である中東戦争が映画化されたり、ドキュメントにされることはあまりない。「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」などは残酷なシーンが多くて二度と見れない映画と言われてるが、ユダヤ人が中東でアラブ人を虐待している様子というのは、一度も映画化されすことすらない悲劇である。理由はハリウッドなどの主要なメディアをユダヤ人が握っているからであり、また、アラブ諸国が作った反ユダヤ、反イスラエル的な映画というのは日本では公開されていないのである。公開されたとしても、ミニシアター系の映画館でひっそりと公開されて終わりである。


でも、実際はイスラエル軍は中東のパレスチナなどでアラブ人を虐待しまくっているのであり、現地に住んで平和活動をしている日本人たちも、「今のユダヤ人国家であるイスラエル政府と軍がアラブ人住民にしていることは、まさにナチスドイツ政府と軍がやっていたホロコーストと全く同じことであり、仕事を失い家を失ったアラブ人たちはテロリストか難民になるしかないのが現実である」などと、ブログなどに書いてアラブ人の悲惨な生活を世界に訴えている。今、映画化するべきなのはユダヤ人がアラブ人を70年も虐待していることだが、このような悲惨な事実は映画化されずにホロコーストの悲劇ばかりが映画化されている。これが「ホロコースト産業」というからくりの仕組みであり、ユダヤ人は今ではアラブ人を虐待しているのに、その残酷な事実は映画化されたり、ドキュメント番組になることはほとんどない。

 

こちらは英語のYoutubeのサイトだが、「世界で嫌われてる国」のランキング。「世界の警察官」を自称しているアメリカと、70年間も「シオニズム」を行っているイスラエルが常に上位に入っている。でも、今年は当然ながらコロナウイルスのせいで、中国が最も嫌われてる国になっている。逆に70年以上も「第二次大戦敗戦特集」をやっている日本とドイツは、「嫌われてる国」の上位には入ってない。つまり、世界では好かれてるということである。

 

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日本に目を向けると、ここに掲げた写真の右翼のパフォーママンスのように、「私は終戦の日に靖国神社(あるいは護国神社)に来たから愛国者だ」というような行動もアホらしいと思う。右翼の国会議員も、「私は靖国神社に当選以来、ずっと参拝してますよ。右翼思想の愛国者ですよ」という政治活動をするのも下らないと思う。戦勝国のフランス、ロシアなどはナチスドイツが降伏した日を祝日にして軍事パレードをしていて、アメリカ軍人たちもナチスドイツが降伏した日と日本が降伏した日に、「俺たちの先祖がドイツ人と日本人を”解放”したんだ」などと言って祝ってるらしいが、実にくだらないと思う。

令和という天皇陛下が戦後に生まれた時代になったら、終戦の日の8月15日には別に政府主催の終戦記念式典はやらなくて、日本の各家庭で第二次世界大戦で戦死された「枢軸国側の犠牲者」に黙祷を捧げれば十分だと思う。「枢軸国側の犠牲者」というのは戦勝国側が「ナチズムと軍国主義からの解放の日」と位置付けているので、日本とドイツ側ではそれにはお付き合いする必要はないということ。

 

今では第二次大戦で敗戦国だった日本とドイツが世界で好かれていて、逆に戦勝国と被害者だったアメリカ、中国、イスラエル(ユダヤ人の国)が嫌われているという事実がある。


結論としては、このブログで言いたかったのは、もう大日本帝国軍とナチスドイツ軍を悪役扱いした映画、ドキュメントは見飽きたということと、そろそろ今の現実の社会に合うように、戦後は第二次世界大戦の戦勝国が世界を支配していて、特にアメリカと中国を世界を壊していること、さらに、ユダヤ人国家であるイスラエルが70年も戦争をしているという現実を伝えるべきだということ。第二次世界大戦とホロコーストの映画、ドキュメントはもう見飽きたから、新作が出来ても見てみたいという気持ちにはならない。

 

 

写真上は東京の靖国神社の大鳥居で、毎年8月15日になると多くの右翼系団体、右翼思想の政治家がここに集まる。しかし、僕は興味を失いつつある。写真下はドイツの戦没者追悼施設であるベルリンの「ノイエ・ヴァッヘ」(新衛兵所)。ドイツでは毎年11月の第3日曜日を「国民哀悼の日」としていて、1871年のドイツ帝国成立以来の戦没者と、ナチズム時代の暴力支配による犠牲者を追悼する日になっている。だが、日本の終戦記念日ような騒ぎは起こらない。5月8日の終戦記念日にも日本のような騒ぎは起こらない。

 

 

最後に僕のブログを訪れてくれてありがとうございます。子供の頃からティガー戦車、メッサーシュミット戦闘機などの模型を作っているドイツ軍マニアなので、ナチスドイツ軍に関するブログ記事を他にも書いてます。さらに、ドイツで10試合ほどブンデスリーガの試合を観戦していて、ドイツサッカーが好きな方に対して色々と興味深いブログ記事を書いているので、できれば他の記事も読んでみてください。ブログ記事の感想のコメントを書いてもらうと嬉しいです。ドイツ語の勉強方法、ホームステイした時の体験談も書いてます。

 

 

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